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猫の尿路結石予防方法や治療後のフードについて

猫と一緒に暮らしていると、必ずと言ってよい程かかってしまうのが尿路結石(FUS,FLUTD)です。「オス猫の場合は一生に一度必ずなる」と言われるほど発症率の高い病気です。(オス猫は尿道が長く、細い部分が多い為)。また、一度かかってしまうと、再発のリスクも高いのが尿路結石です。ここでは尿路結石の予防方法と治療後のフードについて詳しくご紹介していきます。

 

 

猫の尿路結石予防方法や治療後のフード【目次】

 

 

尿路結石の予防方法


ここでは猫の尿路結石を予防するための方法についてご紹介します。ちなみに、現在治療中の子は獣医指導の元、療法食で正しく治療を進めて下さい。尿結石は男性だと救急車を呼ぶ人もいるくらい痛いと言いますからね。猫の為にもまずは治してから予防方法を取り入れていきましょう。

 

1、ミネラル分が少ないフードを選んであげる


これはキャットフードを切り替えることで効果を得られます。例えば「ヒルズ」の「下部尿路の健康」や「ロイヤルカナン」が販売している「ユリナリーケア」などです。

 

これらのフードは結石の原因物質であるマグネシウム・リンやカルシウムの量を健康に害の無い範囲で調節してあります。尿内の原因物質が減ることで、結石化を防ぐ効果があります。

 

2、水分摂取量を増やす

  • Ⅰウェットフードを積極的に取り入れる
  • Ⅱお水を積極的に飲んでもらう

 

尿路結石はおしっこが濃くなることで結晶化が進みます。逆に言うと、水をどんどん飲んでおしっこがどんどん出れば、おしっこの濃度は薄まっていくので結晶化ににくくなります。

 

特に冬は活動量が減るので水を飲む量が減りますし、脂肪を燃焼にしくくなるので代謝によって体内で作られる水分量も減ります。10歳以上のシニア猫になってくると喉の渇きに鈍感になってくるので、積極的にお水を飲ませてあげて下さい。

 

Ⅰについては、ドライフードが水分量10%なのに対してウェットフードは70%程度あります。なのでウェットフードを積極的に取り入れてあげるのも一つの方法です。

 

ウェットフードのデメリットは、傷みやすいことです。置き餌で好きなタイミングで好きな量だけ食べる子の場合、夏場は劣化が早いので管理が大変になります。

 

Ⅱ猫は積極的に水を飲む動物ではありませんが、水を飲む量を増やしたいなら「猫が水を飲まないときの対策方法」に詳しくまとめましたので参考にして下さい。

 

 

3、おしっこの尿pHを中性に保つ


おしっこの尿pHがアルカリ性に傾くとストルバイト結石が、酸性に傾くとシュウ酸カルシウム結石がそれぞれ結晶化しやすくなります。ファインペッツキャットフードのように猫が食べた後、お腹の中で尿pHが中性になり、尿路結石を予防出来るようなフードもあります。

 

これに最も適したフードの値がpH5と言われ、当サイトでレビューしているキャットフードだとファインペッツとオリジンキャットフードがpHは5に設定されています。

 

 

4、ストルバイト結石を予防するなら空腹時間を作る


猫で最も多い尿路結石がストルバイトです。ストルバイトを予防する簡単な方法としては「空腹時間を作る」ことでおしっこを酸性に傾けるということです。食後は胃酸が出るのでおしっこがアルカリ性に傾きます。

 

なのでご飯の回数を減らすことで胃酸が出てアルカリ性に傾く回数を減らす効果があります(ストルバイトはおしっこがアルカリ性に傾くと結晶化しやすく、酸性に傾くとストルバイトを溶かしやすくなります)また、アルカリ性に傾いた状態は雑菌が繫殖しやすく、膀胱炎や尿道炎などにもかかり易くなります。

 

具体的にはご飯の回数を1日2回に分けます。ただ、このデメリットとしてはお腹が減ってガッツクので太りやすくなります。また、酸性に傾きすぎるとシュウ酸カルシウム結石が出来易くなります。

 

 

5、消化の良いフードに変えてあげる


消化の悪いフードはうんちに水分をもっていかれて、おしっこの量が減ります。逆に肉食材を沢山使った高たんぱくなフードをあげ続けるとおしっこの量が増えてストルバイト結石を予防する効果があるという実験結果もあります。

 

ネコにおける高蛋白食給与が尿中ストルバイト結晶数 ならびに尿不溶性有機成分濃度に及ぼす影響(麻布大学獣医学部、日本農産工業株式会社研究開発センター)

 

ここで言う消化の悪いフードとは、「カルカン」や「シーバ」、「ねこ元気」、「銀のスプーン」などが該当します。(詳しくは各ページの「危険度評価」を参考にしてください。)

 

これらの中には「尿路結石予防」と書かれたフードも出ていますが、どれもマグネシウムやカルシウムの量を減らしてあるだけで、実際には穀物ばかりを使い猫にとっては消化し難いばかりか、おしっこの量が減ってしまいます。

 

僕たちは肉食動物だからやっぱり基本的には動物性たんぱく質がメインのご飯が良いんだにゃ!既に結石が出来ている子の場合は先生の指示に従って療法食が良いと思うんだけど、予防という意味では猫本来の高たんぱくなご飯がおすすめなんだにゃ!

 

>>高たんぱくなキャットフードランキングはこちら

 


尿路結石治療後のフード選びのまとめ

  • Ⅰマグネシウム・カルシウムの値が調整されたフードを選ぶ
  • Ⅱフード自体のpHが調整されたものを選ぶ
  • Ⅲ猫本来の食事に近い高たんぱくなフードを選ぶ

治療後のフードについてはやはり尿路結石に考慮されて作られているフードを選ぶのがベストです。ここまでご紹介してきた予防方法の中でもいくつか挙げましたが、予防方法にもいくつかあります。

 

Ⅰは「ミネラル分が少ないフードを選んであげる」で挙げたような療法食などを治療後もあげ続けることです。療法食とまで行かなくても、予防効果のあるフード(ロイヤルカナンのユリナリーケアなど)もありますが、療法食のデメリットとしては「高額で食いつきが悪く、塩分が高め」です。(成分的にイジッてあるので仕方無い部分ではありますが…)

 

Ⅱは「ファインペッツ」や「オリジン」のような食べたフードがおしっこを中性化するようフード自体のpHを調整してあるものです。

 

Ⅲは肉食動物である猫が最も必要とする動物性たんぱく質(肉材料)を沢山使ったフードをあげるという意味です。「消化の良いフードに変えてあげる」でも紹介しましたが、おしっこの量が増える・尿pHが酸性に傾く(ストルバイトを溶かしやすくなる)といった効果があります。

 

成分的に調整されたフードで予防してあげるのか、猫本来の食事に近い形のフードを選んであげて予防するのかはあなたの選択しだいです。猫の好み(食いつき)などもあるので宜しかったら尿路結石におすすなキャットフードを選んでみませんか?

 

 

 

目的別おすすめキャットフード【選び方】

子猫 0~6カ月 成猫 1~6歳 高齢猫 7歳~

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